Nikon SUPER COOLSCAN 9000 ED
のピント合わせ


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フィルム・スキャナーではピント合わせが重要なポイントであることが分かった。
もちろんフラットベッド・スキャナーでもピントが合っていることは重要だが、フィルム・スキャナーは画質に決定的な影響を与える。

それが分かったのは、次のようなスキャニング画像が得られたからだ。


まずは、写真(6×7)の全体像:


上の写真の若干右下に氷瀑を登るクライマーが見える。
これを拡大した画像を下に示す。

Agfa f40 14bit 入力 1200dpi
Nikon SUPER COOLSCAN 9000 ED
16bit 入力 4000 dpi

まさか!! と思った。
1200dpiでスキャンしたアグファのフラットベッド・スキャナーとニコンのフィルム・スキャナーで4000dpiでスキャンしたそれぞれの画像を比べたら、むしろアグファの方が良かったからである。

「そっ、そんな!・・・」と思ったが、よく見るとニコンはピンぼけのようだ。そこで9000 EDで今度はこのクライマーに焦点を合わせて再度スキャニングしてみた。

その画像をご覧あれ!
Nikon SUPER COOLSCAN 9000 ED
16bit 入力 4000 dpi

ん! これならOKだ!

ちょっとピントが外れただけで、これだけ画質が変わってしまう。なぜフラットベッド・スキャナーはそれほど問題にならないかというと、どうもレンズの焦点距離の問題のようだ。

光源から出た光は、フィルムを通り鏡で方向を変えられてレンズを通ってCCDへたどり着く。フラットベッド・スキャナーの場合はこの光路が短く、レンズの焦点距離を短かくできるため被写界深度が比較的深く、ピントが外れにくいようだ。
それに比べると、フィルム・スキャナーは解像度を高めるために画像の拡大倍率が高くなってしまうためにレンズの焦点距離も長くなってしまう。その結果被写界深度が浅くなりピントずれが発生しやすいということらしい。

なるほど、フィルム・スキャナーには「ピント合わせ」の機能が付いているわけだ。それがなければフラットベッド・スキャナーにはかなわない宿命を初めから背負っていたということだ。

フィルム・スキャナーの使い方で大事なのは、必ず一番大事な部分にピントを合わせ、フィルムは可能な限りフラットに(たわまないように)してピンぼけを防ぐことだと知った。


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